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              天湘国際特許事務所

   明細書仕様

     天湘国際特許事務所明細書作成4原則

    @ 大物先出しの原則     A 主語・述語、非修飾語・修飾語、近接の原則
    B 主格助詞多用の原則   C 臨場感重視の原則

【発明の名称】
(1)技術分野がわかる程度がよい。修飾語の多過ぎる名称は好ましくない
(2)発明的特徴は出さない
(3)多発明出願の場合のクレームとの名称相違はやむを得ない、神経質に整合させる必要はない

【特許請求の範囲】
(1)大物先出の原則
   構成自体が大きい物、重要な物を先に記載すること。
(2)特許請求の範囲独立の原則
   特許請求の範囲のみで、詳細な説明によって補助されることなく発明の構成は勿論のこと目的または効果までも解ること。
(3)構成を機能的に捕えたうえで、構成的表現を工夫すること。構成として特定できれば機能的表現は許される。
(4)多項制の活用
   最後の拒絶理由通知後の補正のしにくさに対応するため、これまで以上に多項制を活用する。
 −1 最上位概念から最下位概念まで
   最上位概念は権利の最外縁をねらい、下位概念は予想される侵害行為に合致するものをねらう。
   最上位概念は、公知技術すれすれでもねらう。
 −2 利用分野の拡張
   利用分野を水平思考してみることにより意外な拡張ができることがある
 −3 対象の拡張
   用途,使用主体,使用態様,使用フェーズ,完成品と部品,方法と装置など
 −4 均等手段
   個々のあるいはかたまりとしての構成要件の機能を果たし得る均等手段を考えてみる。
 −5 引用形式項
  ・内的付加は特定する事項に意味のあるもの
  ・外的付加は実施例でのバックアップを
  ・多過ぎたり複雑な引用形式は外国出願で困ることになる。

【発明の詳細な説明】

【発明の属する技術分野】
(1)発明の特徴(新規性にかかわる構成)は出さない
(2)クレームした分野を全て含むこと

【従来の技術】
(1)目的課題,クレームと整合していること
(2)請求項と1対1で対応している必要はないが、対応させてもよい
(3)出願する発明の引立て役であるから、そこに重点を置き、その他の事項を必要以上に詳しく説明する
必要はない。

【発明が解決しようとする課題】
(1)クレーム(発明の構成)と洩れなく整合していること
(2)目的は請求項と対応がつけられること、ただし1対1で対応させる必要はない

【課題を解決するための手段】
(1)クレームと表現が一致していること
(2)特許請求の範囲に記載された発明の構成を含み、それを敷衍し拡張していること
(3)できるだけ後段に作用を書く、この場合、クレームと用語が一致していること
(4)作用は、発明の構成からのみなされるものであること、発明の構成にない要素は入れない
(5)作用は、請求項と対応がつけられること、ただし1対1で対応させる必要はない
(6)この欄では、効果は書かなくてもよいが、補助的に書いてもよい

【発明の実施の形態】
(1)以前の形式の実施例と同じ感覚でよい。
(2)形態は複数種書いてもよい。この場合、形態ごとに構成と作用が明確に区分されていること
(3)クレームと用語が一致していること、下位概念の用語で説明して表現を一致させないときはクレームにおける上位概念の用語との対応をつける記載をする
(4)全体として全てのクレームをバックアップできていること
(5)材質や均等概念に配慮する
(6)クレームアップしなかった将来の限定のための内容が含まれていること

【実施例】
(1)電気・機械分野における従来の明細書には一般的にはなかったもので、化学分野の明細書で用いられていたもの
(2)寸法、材質、試験結果、きわめて具体的な技術事項を記載する。
(3)必須の記載として要求されてはいない。

【発明の効果】
(1)発明特有の効果(特有でない効果を混入しない)
   性能 …能力、耐久性、精度、スペース等
   安全性…人体保護、怪我防止、損壊防止等
   コスト…工数、単純化、軽量化、組付性、保守性
(2)クレームの各請求項に対応させるようにするが、1対1で対応していなくてもよい。

【図面の簡単な説明】
  何の図面であるかがある程度具体的にわかること

<図面>
(1)発明の構成および実施例で説明した構成が確実に表われていること
(2)構成の全体が見えるような図面があること
(3)発明を最もよくあらわす図面を図1にする。
(4)従来例の図面をつけるときはなるべく簡便にする。発明の図面の末尾につける